増加する在日外国人 医療の今後を考える〜医療×やさしい日本語を紹介〜

最近、「在日外国人」「外国人労働者」といった言葉をよく耳にしませんか?

 近年では、外国人を雇用する事業者が増加しています。外国人労働者が増えることで、家族連れや外国にルーツのある子どもも増え、国だけでなく各自治体などでの受け入れ体制が求められています。

今回オードクターでは、在日外国人を取り巻く現状について紹介しつつ、今後の医療現場での対応について考えていきたいと思います。

外国人労働者の受け入れ拡大の背景

◎在日外国人とは?

外国から来て日本に住んでいる外国人のことです。労働や勉強を目的に一時的に来日する人もいれば、日本人と結婚するなどして定住している人もいます。様々な目標や夢を持って、日本で暮らしています。

◎日本の総人口に占める在日外国人の割合

2021年には在日外国人は約300万人、総人口の約2%を占めるまでになりました。つまり、50人に1人が在日外国人という状態です。

◎なぜ、在日外国人が増えるの?

外国人労働者受け入れ拡大の背景にあるのは、日本の労働力人口(15歳以上の就業者数と完全失業者数を合計したもの)の減少です。

2021年に日本は総人口が12年連続減少しており、出生率が6年連続で過去最小となっています。今後はさらに企業の人材不足が顕著になっていくと予測されます。

労働人口の減少は日本経済そのものの成長に影響します。そこで、 担い手不足の解消を図っていくため、 海外から労働者を招くよう、特定技能という新たな在留資格が設けられました。

在日外国人の特徴

◎在日外国人は情報弱者になりがち

日本人が当たり前に知っている情報を知らなかったり、たくさんの情報の中から必要な情報を見つけるのが難しいことから、在日外国人は情報弱者になりやすいと言われています。

また、習慣や文化などが違うことで、日本人があまりしないような行動をしてしまい、知らず知らずのうちにマナーが悪いと思われてしまうこともあります。

上記などの理由から、特に災害時、在日外国人は日本人よりも危険な場面に遭遇する可能性が高いと言われています。

実際、阪神・淡路大震災の被害者の内、日本人と外国人で比較してみると、日本人よりも明らかに高い割合で外国人が被害を受けていることが分かっています。

◎在日外国人が一番通じる言語は「英語」ではない

在日外国人の国籍は多様化しており、英語での表記だけでは限界があります。

国立国語研究所が行った調査によると、日本に住む外国人の中で

  • 「英語ができる」と回答した人:44.0%
  • 「日本語ができる」と回答した人:62.6%

と、英語ができる人よりも日本語ができる人の方が多いということがわかっています。『岩田一成「言語サービスにおける英語志向」(2010)』 

実際、出入国在留管理庁の発表によると、令和2年6月の時点で、日本に住んでいる外国人は196もの国・地域から来ており、中でもアジア圏からの来日者がもっとも多いのです。

そのため、彼らにとってもわかりやすい「やさしい日本語」での情報提供を行い、在日外国人を情報弱者にしないことが重要になっています。

医療×やさしい日本語について

◎「やさしい日本語」とは?

外国人や子ども、お年寄り、障害のある方など誰にとっても伝わるわかりやすい日本語のことです。災害時だけでなく、行政情報や生活情報、ニュースなど全国的に様々な分野で使われています。

◎医療現場でのコミュニケーション

在日外国人が増加していくと、医療現場での外国人と医療従事者とのコミュニケーションも増えていきます 。

しかし、医療現場で使われる日本語は専門用語が多く、在日外国人は普段あまり使っていないのがほとんどです 。

したがって、医療現場での「やさしい日本語」の工夫が求められています

医療で用いる「やさしい日本語」の例

場面一般的な日本語やさしい日本語
外来の受付問診票の記入をお願いします。記入できたらこちらにお出しください。(問診票を見せながら)これを書いてください。終わったら、ここに出してください。
診察今、使用している市販薬はなにかありますか?今、何か薬を飲んでいますか?
診察ご家族で持病のある方はいますか?家族で病気の人はいますか?
診察喫煙・飲酒はなさいますか?タバコは吸いますか。お酒は飲みますか。
会計保険証をお持ちでないと、自費診療となりますが、よろしいですか?(保険証を見せながら)これはありますか?これがないと、値段が高くなります。大丈夫ですか?
会計お支払い回数は何回にされますか?1回で払いますか。分けて払いますか?

「日本語が難しい」「通訳するのが大変」とおもったら

「先生が言っていることがよく分からない」「症状を伝えたいけど、日本語が話せない」「薬をもらったけど、飲み方は聞いてもよく分からない」など、言葉の壁を経験している在日外国人の方も多くいらっしゃることでしょう。

また、「外国人従業員は言葉が通じないので、毎回病院に連れて行かないと行けない」「健康面での対応で、通訳スタッフが足りない」と感じる企業様や組合様も少なくないのではないでしょうか。

そんな時は、OHDr.がおすすめです。

OHDr.では、診察時やSNSの情報発信、勉強会など様々な場面でやさしい日本語を取り組むよう心がけています。また、やさしい日本語の他、 英語、中国語、ベトナム語、インドネシア語での診察も対応しており、診察も自宅からオンラインで受けられます。

もしさらに専門的な病院へのご相談が必要になった場合でも、医療通訳がオンラインで診察に同席し、受診のサポートをすることも可能です。

少しでも気になった方はぜひ、OHDr.に気軽にご相談ください。

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