気づいたら携帯を触ってしまっている、SNSを確認しはじめたら気づけば数時間経ってしまっていた…そんな経験をしたことがある方、意外と多いのではないでしょうか。
そんな近年、社会問題として深刻化しているのが インターネット依存症 です。
今回は、そんな インターネット依存症 の症状や予防法、対策についてご紹介します。
ご自分やご家族がインターネットに依存しすぎていないか、ぜひチェックしてみてください!
Contents
ネット依存とは
ネット依存についての定義はまだ定まっていませんが、分かりやすく言うと「体と心の健康、家族や社会の人間関係よりも、インターネットを使うことを優先してしまい、 時間の使い方を自分でコントロールできない状態が慢性化すること」を指します。
ネット依存の背景
インターネット依存症が増えている背景として、以下の2点が挙げられます。
①ネット普及による社会の変化
近年、パソコンやスマートフォンが普及し、いつでもどこからでも簡単に情報を収集できるようになりました。
コミュニケーションや地域活性化のツールとして活用されたり、生活必需品の調達にもネットショップが広く使われています。
また、動画・音楽配信などのインターネットコンテンツも広く普及しており、今や日常生活を送る上でインターネットが不可欠な存在になりつつあります。
加えて、2020年度から小学校でのプログラミング教育が必修化するなど、幼いうちからインターネットに触れる機会も増えてきました。
その結果として、インターネットの使用機会や頻度が爆発的に増え、インターネット依存に至るケースが急増していると言えます。
②新型コロナウイルス感染症の流行
新型コロナウイルス感染症の流行に伴い、感染を避けるために在宅勤務が推奨されたり、休日も外出はせず、できるだけ自宅で過ごすという方が増加しました。
直接会えない分インターネットやSNSを使って他者とコミュニケーションをとったり、休日は動画配信サービスを楽しんだりと、インターネットの使用機会が自然と増えた方が多いのではないでしょうか。
コロナウイルスの感染状況がなかなか収束に至らないこともあり、インターネットの使用機会・依存が増える一因になっていると考えられます。
ネット依存の症状
インターネット依存には以下のような症状があると言われています。
- インターネットの閲覧やスマホの利用を自分の意思でやめられない
- 人にやめるように言われても、やめることができない
- インターネットができる環境から離れられない
- インターネットをしていないと不安になったり、イライラする
- 四六時中ネットのことを考えてしまい、日常生活に支障をきたすようになる
- インターネットやネットゲームのやりすぎで、健康に影響を及ぼしている
- ネットゲームなどへの課金がやめられない
インターネット依存の影響
インターネット依存は、身体面だけでなく生活にも大きな影響を及ぼします。
①体への影響
- 偏った食生活による栄養失調
- 運動不足による体力低下や骨密度低下
②心への影響
- 昼夜逆転の生活による睡眠障害
- ネットがない環境にいるとイライラしたり、無気力になったりする。
- うつ状態になるケースもある。
③生活面への影響
- ネットに熱中し、学校や会社の成績が悪くなったり、遅刻が多くなったりする。
- 家族や友達との付き合いよりもネットを優先してしまい、人間関係が悪化する。
ネット依存の予防
①ルールづくり
ネット依存にならないよう予防することも可能です。ネット依存の影響について家
族でよく話し合った上で、ネット使用のルールを作ることがポイントです。
- ルールは家族で話し合って決める。
- 使う時間、使う場所、使える金額の上限を決める。
- ルールは紙に書いて、みんなが確認できるところに貼る。
- ルールを守れなかった時のペナルティも決める。
- 子どもだけではなく、親もルールを守る。
②インターネットを使わない時間の工夫
インターネットを使わない時間を充実させることも大切です。
例えば、キャンプや山登りなどのアウトドア活動に参加するなど、インターネットの無い環境を楽しむ機会を作りましょう。
相談したいと思ったら
ネット依存について相談できる病院は日本でもまだ多くはありません。特に、日本語以外の言語でも対応してくれる医療機関となると、かなり数が限られてしまいます。
遠方の病院に、母国語でなく日本語で相談しに行くのは心理的にかなりハードルが高いですよね。さらに、通い続けることも考えるとなかなか現実的ではありません。
そんな時は、OHDr.がおすすめです。
OHDr.では、日本語、英語、中国語、ベトナム語、インドネシア語での診察に対応しており、診察も自宅からオンラインで受けられます。
もしさらに専門的な病院へのご相談が必要になった場合でも、医療通訳がオンラインで診察に同席し、受診のサポートをすることも可能です。
少しでも気になった方はぜひ、OHDr.に気軽にご相談ください。
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